ブログ更新を怠る原因を考察して気付いた事「人間をダメにする物の一つは『ソーシャルゲーム』である」
このようなタイトルで書くと「それはお前の意志が弱いからだ!」と言われそうで嫌なのですが。思った事を勢いのままで書き綴ります。
先ず初めに
私は去年の11月から、『白猫プロジェクト(略称:白プロ)』という株式会社コロプラからリリースされたソーシャルゲーム(略称:ソシャゲ)にハマっております。キッカケは友人達から「白プロやらへん?」と誘われたからです。
私は買っていませんが、 公式ブックなども発売されています。
過去には中川翔子とコラボしたり、
大江戸温泉物語ともコラボしています。
リアル『白猫温泉物語』には、友人2人が行きました。私は行ってません。
実は苦手なソーシャルゲーム
正直言って、私はこの手のゲームが苦手でした。なぜ苦手かというと、簡単にハマる癖に、割と直ぐ飽きるからです。
同じ友人に誘われた『FINAL FANTASY GRANDMASTERS(略称:FFGM)』も、(当時の)クエストを全攻略したら直ぐに飽きてしまい、アイテム目当てのログインさえしない状況です。
ファイナルファンタジーグランドマスターズ | SQUARE ENIX
FFGMの前にやっていた『ぷよぷよクエスト(略称:ぷよクエ)』も、クエストを攻略し、ある程度キャラを育てきってしまうと飽きていました。
なぜ飽きるのか
どうして、寝る間も惜しんでプレイしていたゲームに飽きてしまうのでしょう。飽きる理由は幾つかあります。
ゲームアプリ関係者各位の為……特にシナリオライターやプログラマーの方々の為に言わせて頂くと、別にストーリーが面白くないとか、クエストが緩いとかじゃないんです(※でも、FFGMは若干緩いなと思いました)。
ただ、キャラ育成に酷く疲れてしまうのです。
『育児ノイローゼ』ならぬ『育成ノイローゼ』
キャラ育成に疲れるだなんて、ユーザーにしてみれば「今すぐ辞めろ、さもなくば【禁止ワードです】!」と言われること請け合いなのでしょう。そもそも育成こそが、一部課金ゲームの醍醐味であります(いろんな意味で)。それを「疲れる」というなら「辞めてしまえ」という話です。
しかし、どうしても言わざるを得ません。
以下の文章は、これを読んでいる全ての人が「一度は、この手のゲームをダウンロードして遊んだことがある」と仮定して話を進めています。
どんなソーシャルゲームでも大抵は、育成に必要な『アイテム』が必要だと思います。
特に急いで育てなきゃいけないキャラがいなければ、何の問題もありません。のんびり残ってるクエストを回ったり、限定キャラ襲来に備えて『アイテム』調達をしたり、カウントダウンをしながら待っていれば良いだけです。
けれども、育成中の人は違います。育成中は常に『アイテム』が必要です。
例えば1体で500個が必要なキャラを3体所有していた場合、全員をレベルMAXにするには1,500個の『アイテム』が必要になります。その3体が1進化でMAXなら良いですが、もし3段階あって、それぞれ進化ごとに500個・1,000個・1,500個と必要数が増える「大食らい」だったら、最終的に9,000個の『アイテム』が必要になります。
『アイテム』入手方法がクエストやバトルの成功で、1回あたり20個しかドロップしない場合……集めきるのに450回。複数の『アイテム』(例:3種類)が必要で、1回あたり各5個(計15個)しかドロップしない場合……集めきるのに600回の周回が必要になります。
仮に後者(3種類/1回・各5個)だった場合。
1周回あたり3分を有するクエストで600回回ると、1,800分。時間にして36時間。不眠不休で、食事中もトイレにいる時もお風呂中も、1秒も無駄にせずプレイし続ければ、1日半で終わる計算です。非常に疲れる以前に、そんなのニートでも出来ません。
現実的な時間設定に置き換えると、
- 1日6時間プレイ(ニートなら出来そう)……6日間
- 1日4時間プレイ(暇な学生や主婦向け)……9日間
- 1日2時間プレイ(多忙な学生・主婦・社会人向け)……18日間
- 1日1時間プレイ(多忙すぎる社会人向け)……36日間
となります。
但し、これも先程と同様、不休で1秒も無駄にしなかったと仮定して単純計算で算出した数字です。
付け加えればドロップ率は常に一定ではなく、必ず15個きっちり出るかは分かりません。そして『ドロップ◯◯%アップ!』みたいな消費アイテムを利用すれば、消費時間はグッと縮まります。
もし『◯◯%アップ!』を利用しなかったとして。「3.」「4.」辺りは、かなり大変だと思います。もしも育成に「期間限定クエストでしか手に入らない『アイテム』が必要」だなんてことになったら、下手すると育てきることさえ不可能かもしれないのです。
そして、育成途中で『限定キャラ』を引き連れた、新しい期間限定イベントが発生するかもしれません。
数体のキャラを育成中に、新キャラが登場するとどうなるのか。……育成渋滞が発生します。
育成渋滞による『育成ノイローゼ』
「育てられないなら、ガチャを回さなければいいじゃない」
と、思う人はいると思います。新たにガチャを回して手持ちのキャラを増やしたりしなければ、今育てている子達に集中できます。
けれども運営の魅力たっぷりなキャラ紹介や、キャラデザの愛らしさを見ると、どうしても回さざるを得ないのが真理です。限定だからこそ持っている高スキルというのも、ガチャを回させる餌の一つなのでしょう。
結果。増えた育成待ちのキャラクターの為に、更なる『アイテム』が必要になります。
よっぽど蓄えがあるなら問題はありません。しかし、無い、若しくは枯渇気味になってくると、『アイテム』獲得の旅に出ることになります。
効率を重視して、曜日クエストやドロップ率が高いクエストを何十回と回すことになるでしょう。同じクエストを、休まず20回、40回、60回と延々に回し続けます。……すると、やがて「いくら回しても足り無い。やだ、またイベント始まっちゃう……!!」という焦りが芽生え始めます。
中には、他の人はレベルMAXになっているのに、どうも自分だけがレベル80止まりな事に羞恥心を覚えて一層の焦りを感じる人もいるかもしれません。
そうなると、少しでも早く『アイテム』を補わなければと、周回活動にのめり込む事になります。
休息時間を削り、睡眠時間を削り……そして「目の疲れが取れなくて集中力が乏しくなった」など、現実世界に支障をきたすようになると「なんで自分はこんなに必死に、同じ道ばっか通ってるんだろう。もう嫌だ」という疑問と嫌気が溢れてきます。
キャラ以外の育成
これは限定的な言及になるかもしれませんが、白プロでは、
- 通常クエスト
- 長期限定クエスト(×3)
- 日替わりクエスト
- 短期限定クエスト(×4)
- 通常協力バトル(×2)
- 長期限定協力バトル(×3)
- 短期限定協力バトル(×4)
と常時複数のクエストやバトルフィールドが展開されています。
そして『限定クエスト』『限定協力バトル』では、『タウン』と呼ばれる「キャラのステータスアップを図る空間」に建設する建物をクエストでゲット後、建物を育成する『アイテム』をバトルで収集しなければいけない時があります(それも複数施設)。
更に、バトルでしか得られないアイテムがあったり、忘れちゃいけない武器育成もあったり、クエストを攻略してガチャの為の石を回収したり、イベントクエスト完全制覇の報酬を受け取る為に必死に攻略したり、『タウンミッション』と呼ばれる達成数ごとに美味しいご褒美が貰えるシステムなどなど……兎に角やることが沢山ありすぎます。
ちょっと分かりにくくなったので箇条書きで書き出すと
- キャラの育成
- 武器の育成
- タウンの育成
- 上記の育成に必要な『アイテム』を効率良く獲得
- ↑に連動してタウンミッションを少しでも多く達成、報酬を得る
- イベントクエストを少しでも多く攻略、ガチャ用の石を捕獲
- 通常クエストを少しでも多く攻略、ガチャ用の石獲得
を、しなければなりません。
レベルがそこそこ高い人は上記以外に
- イベントクエストを完全制覇して、特別『アイテム』をゲットする
という使命も追加されます。特別『アイテム』とは、白プロユーザー間ではお馴染みメモソです。
無課金ユーザーの枷……ガチャ用の石の確保
石に関しては課金すれば解決なのですが、ガチャの闇は深いです。
新しいものだと、
ここでも言及されてる『グラフル』問題。
ガチャから排出されるレアキャラ・レア武器の割合は、はっきり言って低いです。まあ、白プロは限定的ですが親切な面もあるんですけど。でも1回250個の11連×4回回して、レアキャラ一体も無しなんていうのは割とザラにあります。
そんな非常に残念な結果となった時、無課金ユーザーは……というか、私は「課金しなくて良かった」と思う反面、「石の為に、必死に攻略した私の努力は一体……」と絶望に打ちひしがれます。
あの労力と時間が水の泡となる瞬間ほど、虚しいものはありません。
ソーシャルゲームに踊らされている現実
ここまで『育成ノイローゼ』だの、『アイテム』集めは大変だの何だのと散々言ってきましたが、単にソシャゲに踊らされているだけなのです。
嫌なら辞めてしまえば良いのです。ソシャゲを切り捨て、『アイテム』集めに追求していた時間をブログやクラウドソーシングに当てがい、クエスト攻略の時間を読書の時間に組み替えれば済む話なのです。
今一歩攻略出来ず悔しがったり、必死に貯めた石を吸い取られて落ち込んだりするなんて無駄です。そして、私は無駄に悔しがったり落ち込む以上に、多大な時間と労力を無駄にしていたのです。
では、何故ソシャゲを切り捨てることが出来ないのでしょうか。
理由はもう……始めたキッカケ以外に他ありません。
恐らく「あ、これ面白そう」と自分から始めていれば、簡単に切り捨てられた筈です。ぷよクエのように、FFGMのように。
けれど誘われて始めた場合は、そこに知り合いとの繋がりが出来てしまっています。時々「一緒にやって、協力ボーナスもらおう」と誘われる時もあります。そういう繋がりが出来てしまうと、何となく辞め辛いのです(パートナーには「その辞め辛いと思うのも無駄」と言われました)。
では「このままソシャゲに踊らされ続け、辟易とし、有効に使える筈の時間を浪費して良いのか」と問われると、それは絶対的に否なのです。
束子。ソーシャルゲームを辞める
恐らくですが、すっぱりばっさりとは無理でしょう。おいおい見出しと違うじゃないかとツッコミを受けそうだけれど、友人たちがプレイに誘ってくるので仕方がないのです。
しかし、距離を置くことは容易です。呼び出される瞬間まで端末から手を離してしまえば、簡単にゲームとの関係は、一時的にですが絶たれるのです。
私、脱ソシャゲします。そして目指せブログ更新率アップ!