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右も左も分からない! 初心者Webライターに基礎を授ける教本「Webライター入門」


 どうも。4月の更新が4日分しかない事実を知って、恐怖に震えている束子。です。

 4日分て……4日分て……各週更新かよ。proなのに! こわぁ!! なんか分からないけど、こわぁ!! でもGoogleアナリティクスを確認したら、更新を怠けた割にはアクセス数増加。アドセンスはpro1ヶ月分がペイ出来るか出来ないかだったので、良しとします。今月は意識して頑張ります。もう10日過ぎてるけど。

 

 さて今日は、この間読み終わった本の率直なレビューをしていきたいと思います。

 

 

「Webライター入門」とは

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 株式会社フォークラスの大橋博之氏監修、9人の現役Webライター陣による「Webライター入門 副業・プロで稼ぐための50の基礎知識」

 タイトルと表紙を見てわかる通り、Webライターの仕事なんぞ一度も経験したことのない初心者が、副業もしくはプロとして稼げるようになるためには如何なることを実践すれば良いのかを解説した『入門書』です。

 

 実は私が本書を購入したのは、染谷昌利氏の「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」を購入するずっと前……ずっと前どころか、このブログを始めた頃か若しくは始めて暫くしてからのこと。記憶も曖昧になるほどの昔だったりします。

  なぜそんな昔に「Webライター入門」を手にしたかというと、

  1. そもそもブログを始めた目的が「ライターになるため」だったから
  2. 本書に書かれている内容を、個人メディア=ブログに活かせるのではないかと考えたから

です。実際には『活かせること』と『活かせないこと』、両方ありましたけれども。詳しくは後述。

 

「Webライター入門」は、まさに初心者Webライター向けの『教本』

 「Webライター入門」の冒頭にも書かれていますが、本書はネットやSNSが普及して誰でもWebライターになれる時代にもかかわらず、Webライティングに関する解説本はプロ向けしかないことに憂いたことがキッカケで企画されています。

 確かに書店で初心者向けのWebライティングに関する本を探してみると、以外と少ないものです。あることにはありますが、「うーん、これを求めてるワケじゃないんだよなぁ」という内容が多い。探す範囲を“Webで文章を書く”に変えてしまうと、ブログだのアフィリエイトだのと『ライター』とは違うジャンルが沢山引っかかってきますし、反対に『ライター』で探したら紙媒体で執筆するためのノウハウが見つかってしまう。実に悩ましい。

 この「実に悩ましい」部分を解消してくれるのが、「Webライター入門」です。

 ちなみにお気付きの方もいると思いますが、監修している株式会社フォークラスは常時Webライターを募集しているWebコンテンツ制作会社です。

www.four-class.jp

 

初心者Webライターが知りたい4つのことが記されている「Webライター入門」

 文系大学の出ではなく、執筆に関する講義を受けたことがなければ経験だって全くない人が「Webライターになってご飯食べたいんじゃ〜」と思い至った時。まず求める情報はなんでしょう。

 私の場合、思い至った時にはパソコンとネット環境だけ整っていたので、求めていたのは「執筆ツール」「仕事の探し方」「記事の書き方」「原則事項」の4つでした。特に「執筆ツール」と「記事の書き方」は、最も知りたかった事柄です。

 「Webライター入門」には、この4つの事柄がもちろん記されています。さらに

  • 分かりやすい文章を書くためのコツ
  • SEOを意識した構成
  • 接続詞や数字・記号表記の基本
  • ツールの簡単な説明や比較

も記載。「仕事の探し方」ではクラウドソーシングだけでなく、ライター案件に特化したサイトの紹介やメリット・デメリットまで解説されています。

 また各章の間には、実際にライター募集をしているWebメディアのインタビュー記事が載せられていて、どんなWebライターが求められているかなどのヒントも書かれています。

 ※検索で出てくる範囲のことばかり載っている

 率直なレビューなので率直に言わせていただくと、ぶっちゃけ、検索すればすぐ出てくることばかり書かれています。特に「記事の書き方」は『記事 書き方』『ブログ 書き方』でググれば普通に得られる情報ばかり。あと「仕事の探し方」も、インタビュー記事以外はネットで検索可能の範囲です。

 正直、読んでいて「あー……この情報知ってるわ」ってものばかりでした。恐らく「Webライターになってご飯食べたいんじゃ〜」という人は書籍ではなく、まずネットで情報収集すると思うので、目新しい情報が無い感があるのでは。

※『ガイドライン』として手元に置いておくと吉

 ググって得られる情報しかないじゃん! と言われると「うん、そうだね」と返すしかありません。ですが、じゃあ買わなくて良いじゃん! と言われたら「それは違うよ!」と返します。

 なぜなら、ちょっと困った時の『ガイドライン』として手元に置いておくと、非常に便利だと感じたからです。

 ある程度執筆に慣れてくれば問題ありませんが、慣れるまでは「あれ……これって、どうすればいいんだっけ」とか「ここを上手く書くポイントっぽいの、あったよなぁ。なんだっけ?」って瞬間があると思います。そんな時に、サッと辞書のように開ける存在があると非常に心強いです。それに、検索する手間と時間を短縮。ウインドウを2つ3つ開いて、パソコンに無駄な負荷をかける必要もなくなるので一石三鳥です。

 余談ですが、必要な時に必要なページを開くために、付箋などで印をつけると一層便利ですよ。

 

ブログに『活かせること』『活かせないこと』

 「Webライター入門」は初心者ライターだけでなく、初心者ブロガーにも活かせる点があるのでしょうか。

活かせることは多分にある!

 あります。十分にあります。

 前述した通り、ブログは個人メディアです。自分で考えた自分だけのメディアです。「Webライター入門」はライター・ブロガー問わず「Webライティング初心者に向けた入門書」な部分があるので、読んでも全く活かせないことはないと思います。

「取材の仕方」は、かなり使えそう

 母の日の頃に「ブロガーも取材行ったほうが良いよ!!!」というエントリーを拝見しました。でも、実際にブロガーが「ちょっくら取材行ってきやす」と気軽に出来るのかと考えると、答えはノーな気がします。

 話題のお店に足を運んで、客として楽しんでレビューを書くなら未だしも。なんにもコネや繋がりもなしに取材依頼を電話やメールなどで取り付けて、「今日はよろしくお願いしまーす!」というのは、ハードルが高いです。電話・メール取材でも同じです。ブロガーの力が求められているんだ!! と言われても、なんの知識もなしに挑むのは恐ろしいことです。自滅しますし相手にも迷惑をかけます。

 ブロガーの取材の仕方もググればすぐに出てきますが、「Webライター入門」は「ライターが取材をする時の心得」が簡潔に記されているので、ブロガーだけど取材記事書きたい! という人にはかなり使える項目だと思います。もちろん読んだうえで、さらなる検索をかけるのがベストですけれどね。

「記事の書き方」や構成は、活かせないブログがあるかも

 ジャンルによって異なりますが、「記事の書き方」や構成の部分は活かせないブログがありそうです。個人的見解だと、最も活かせるのがアフィリエイトブログではないかと。専門系ブログも活かせそうです。

 ただし、文章のクセや雰囲気でファンを獲得することもある雑記ブログは、以外と活かせないのかなと感じました。むしろ活かさないほうが面白いパターンがありそう。

 

『教本』『ガイドライン』として使いたい「Webライター入門」

 とにかくWebでのライティングに特化した本なので「これから長くブログで執筆したい」「Webライターになりたい、勉強を始めたい」という人にはオススメだと思います。

 ただ、本当に内容の一部はググったら普通に出てくるものばかりなので、付箋やインデックスですぐ開けるようにしたり、ペンでラインを引いたりマークを入れるなど、ネット上ではできないオリジナルの工夫を加えることがポイントになるかもしれません。

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