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きままりすと

気儘に言及するブログ

きままりすと

クラウドソーシングは本当に魔の巣窟なのか


こんにちは、束子。です。

今盛り上がってる話題の1つといえば、クラウドソーシング騒動でしょうか。賛否両論あるようで非常に興味深い。そして私自身もクラウドソーシング、ないしはクラウドワークス登録者の1人なので、感じるところが多々あります。

今回は流行りに乗っかって、感じたところを書いていきます。

 

クラウドワークスはエンジニアもライターも幸せにはしない

クラウドワーカー目線で読むと、

crapp.hatenablog.com

これは共感しかできない記事。

残念ながら私はエンジニアではないので、エンジニアがどれだけ安く買い叩かれているかの部分には頷けませんでした。けど、最後あたりの執筆案件に関する部分は、頷くことしか選択肢がありません。阿呆のように「そう、そう! そうなのよ!」と心の中で呟きながら、今も赤べこのように首を振ってます。

 

それと、ライターの立場……というかライティングで案件を探している身からすると、

enter101.hatenablog.com

コチラの記事。完全に同意です。文字単価は本っっ当に安い。

クラウドソーシングは、エンジニアやライターを含め受注者の労働力を安く買い叩く(しかも激安価格)市場であり、発注者とクラウドソーシング企業が幸せになれるシステムだと言っても過言ではないでしょう。

 

批判記事に対する言及も正論

www.facebook.com

うんうん、確かにその通り。

例えば「将来的に◯◯になりたいから、クラウドソーシングで実績作ろう」って考えている人は別にして、外で働けない人にとっては非常に利用価値のあるコンテンツであることには間違いない。

今や在宅ワークは「新しい働き方の一つ」として、しごとセンターでセミナー開いちゃうくらいだし、

kimamalist.hatenablog.jp

 (↑実際に参加してみた過去記事)

子育と家事に追われる主婦だけじゃなくて、定年退職を迎えた人や、過去にフリーランスだったけど今は仕事がない人も、技 術 が あ れ ば かなり美味しく稼げるフィールドでしょう。

事実、セミナーで紹介された「定年退職後も働きたいけど雇ってもらえないから、クラウドソーシングを利用した元SEのおっちゃん」の話は『成功者』だなって感じました。経験と技術があるエンジニアでも、定年後の再雇用は厳しそうですもんね。

因みにキンコン西野氏の信者っぽくて、且つクラウドワークスから執筆依頼でも貰いました? とお伺いしたくなるような某宮森さんの記事には、ナルシスト臭と自己顕示欲しか感じませんでした。

 

クラウドソーシングは本当に魔の巣窟なのか

先ほどの、セミナーで紹介された「元SEのおっちゃん」の話を例にあげます。

おっちゃんは定年退職を迎えて、最初こそ激務に晒された体を休めて自由な時間を楽しんでいました。が、次第に「仕事がしたい!」と思うようになりました。特別な持病がない上に、長年仕事漬けだったから「ヤク切れ」に近い状態になったんですね。

おっちゃんは仕事を探しましたが、年齡的に求人がありません。

仕方なく起業し、クラウドソーシングに登録。案件を幾つかこなした頃、とある若手医師から「医療アプリを作りたいんですけど、協力してくれませんか」と依頼が来ました。

結果、完成したアプリは非常に高い評価を得て、日経産業新聞に掲載されました。そして、おっちゃんの評価も上がり、良い単価の案件がいくつも舞い込んでくることになりましたとさ。おしまい。

www.47news.jp

(セミナーで聞いたおっちゃんの話は、↑リンク先「イメージと技術」のと酷似しています。もしかしたらこの人かも)

 

このようにある程度の技術があって、良い案件に恵まれれば月収20万越えも夢ではないのかもしれません。

 

※でも、現実は甘くない

元SEの話で散々盛り上がっておいて、こんなことを言うのも心苦しいのですが、現実は甘くありません。

第一、企業側は「1人でも多く安い労働者を得たい」という狙いで、「この人もこの人も、在宅で20万稼いでるよ!」と甘い蜜を振り撒いているわけでして。しかもほとんどが、技術必須のそれなりに単価の高い『IT』『デザイン』『web関連』なんですから、主婦や技術のない素人が手を出せば、泣きを見るのは当然と言えます。

 

主婦・素人大歓迎!な案件の話

じゃあ、主婦と素人はクラウドソーシングで稼げないのかというと……そんなことはありません。ちゃんと『初心者歓迎!』な案件は存在します。

それは『アンケート』『ライティング関連』です。

ライティングの案件こそ魔の巣窟

数分で終わるアンケートに関しては、激安なのも納得できます。が、記事作成やデータ入力、テープ起こしの案件は労力と価格が全く釣り合っていないのが現実です。

 

実際に受注した記事作成の話

今度は、私が実際に受けた案件を例にあげます。

一時期ですが、AとBの2つキュレーションサイトでキュレーターをやっていたことがあります。両方ともエンタメ系のサイトだったのですが、契約後にめっちゃ単価を引き下げにきて思わず笑ってしまいました。

キュレーションサイトA

Aは、指定のキーワードから書きたいものを選んで書くシステムでした。文字数は5,000文字で、5,000文字以上書けば2,000円の報酬。1週間で◯本という指示はありませんが自己申告制(月1回)です。

テストライティング後、無事に契約を果たした私。実は初めてのキュレーターだったので「5,000文字で2,000円なら、悪くないんじゃないの」と前向きに捉えていました。

が、しかし。契約後に突然「システムを新しくします」のメールが来て、再契約が提示されます。その内容は、

  • 執筆の流れは変更なし。
  • 文字数は10,000文字
  • 報酬は10,000文字以上書けば2,000円

でした。

キュレーションサイトB

BはAと違い、キーワード・タイトル・小見出し・内容・本数を全て指定するシステムでした。あと、「こういう様式で書いてください」という、既存の記事を見本で渡されることも。

文字数は最高10,000文字。契約前の話では「5,000〜10,000円の報酬」という話でしたが、契約後は何故か「10,000文字以上の記事を週5本、まとめて2,700円」に変身していました。

 

安く買い叩く割には、 完全オリジナル記事に強くこだわる

あきばはら(id:tsurare01)さんが言及した通り、キュレーションサイト側は破格の値段で依頼してきます。しかも、自分たちはコンテンツとアイディアを他所から拝借しておきながら、依頼する時には「完全オリジナルを重視」するんだから可笑しな話です。

1記事10,000文字も、10,000文字のオリジナル記事を週5本も、不可能ではありません。書けます。ただ、調べる時間と気力と労力と報酬を天秤にかけると、どう考えても割に合わないと感じるのです。

一方的な契約変更もありますが、なかには「テストライティングで落とされて無報酬だったけど、後日サイトを見たら、落とされたテスト用の記事が『編集部』名義で公開されていた」というのも、割とよくある話のようです。

 

クラウドソーシングで執筆しててもプロライターになんかなれないし、寧ろ「ものすごく馬鹿なことをしてる気分」になるから、ライターにとっては魔の巣窟

いや、そもそもお馬鹿さんでしょう。とか。底辺が我が儘言ってんじゃない、黙ってキュレーターやってろ。と怒られるかもしれません。しかし、敢えて言わせていただくと、クラウドソーシングのライティング関連業務は時間の無駄です。

よく、「ライターになりたいなら、まずはクラウドソーシング! 稼ぎながら文章力が上がるから一石二鳥だよ!」と唱える人がいますが、多分あれはクラウドソーシング内で募集されていた『ブログ作成案件』で作成されたものだと思います。「◯◯の良いことばかりを書いた記事をお願いします!(一記事500文字程度、報酬50円)」って案件、いっっっっっっぱいありますもん。

そういう記事を「とりあえず実績が大事だよ!」ってクラウドソーシング側が推奨しちゃってるから、タチが悪いなぁと思います。だって、文章力上がりませんからね。ブログの方が、よっぽど上達しますよ。文章力だけじゃなくて構成力も。

 

余談ですが、私はキュレーションサイトA、B両方とも辞しました。報酬などの契約変更も理由の1つですが、それよりも恐ろしい事態になったので。詳しい辞退理由は、いつか書けたら良いなぁと思います。

 

※この記事の束子。言及部分は、ライティング案件について語られています。「IT」「デザイン」「web関連」にも当てはまるとは限りません。

※守秘義務のため、「実際に受注した記事作成の話」にはフィクションが紛れています。ご了承ください。

 

2016年3月3日 延長戦しました!

kimamalist.hatenablog.jp

 こちらもどうぞ。

 

2016年3月4日 場外乱闘しました!

kimamalist.hatenablog.jp

 

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